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DGH 130-22 (01)

オリジナル取扱説明書

取扱説明書について

本取扱説明書について

  • 警告事項! 本製品をご使用になる前に、同梱の取扱説明書と指示事項、安全上の注意、警告表示、図および製品仕様を読んで、その内容を理解を理解してください。特に、すべての指示事項、安全上の注意、警告表示、図、製品仕様、構成部品と機能に精通しているようにしてください。これを怠ると、感電、火災、および/または重傷事故の危険があります。後日確認できるように、取扱説明書とすべての指示事項、安全上の注意、警告表示を保管しておいてください。
  • Image alternative 製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
  • 製品に同梱されている取扱説明書は、印刷の時点で最新の技術状況を反映しています。オンラインの Hilti 製品ページで常に最新バージョンをご確認ください。これについては、本取扱説明書のリンク、または QR コード(Image alternative の記号)に従ってください。
  • 他の人が使用する場合には、本製品とともにこの取扱説明書を一緒にお渡しください。

記号の説明

警告表示

警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
危険
危険
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
  • この表記は、身体の負傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。

取扱説明書の記号

この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:
Image alternative 取扱説明書に注意してください
Image alternative 本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
Image alternative リサイクル可能な部品の取扱い
Image alternative 電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません
Image alternative Hilti Li-Ion バッテリー
Image alternative Hilti 充電器

図中の記号

図中では以下の記号が使用されています:
Image alternative この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
Image alternative 図中の付番は、重要な作業手順あるいは作業手順にとって重要なパーツであることを示しています。本文中ではこれらの作業手順またはパーツは、(3) のように当該の番号でハイライト表示されています。
Image alternative 概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。
Image alternative この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。

製品により異なる記号

製品に表示されている記号

製品には以下の記号が使用されている場合があります:
Image alternative 本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。
Image alternative 常に両手で作業してください。
Image alternative アイシールドを着用してください
Image alternative 毎分回転数
Image alternative 毎分回転数
Image alternative 無負荷回転数
Image alternative 直径
Image alternative Li-Ionen バッテリー
Image alternative バッテリーは決して何らかの物を使って叩かないでください、またバッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。
Image alternative バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。

安全

電動工具の一般安全注意事項

Image alternative 警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
  • 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
  • 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
  • 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
  • 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
  • パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
  • 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
  • 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
  • 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
  • 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
作業者に関する安全
  • 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
  • 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
  • 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
  • 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
  • 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
  • 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
  • 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
  • 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具の使用および取扱い
  • 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
  • スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
  • 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
  • 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
  • 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
  • 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
  • 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
  • グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
バッテリー工具の使用および取扱い
  • バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
  • 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
  • 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
  • 正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
  • 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは、予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
  • バッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。 火気あるいは 130 °C(265 °F)を超える高温は、爆発の原因となることがあります。
  • 充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記載された温度範囲外で充電しないでください。 正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電により、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
サービス
  • 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
  • 損傷したバッテリーは決して手入れや保守を行わないでください。 バッテリーの保守作業はすべて、メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。

すべての作業に関する安全上の注意

研磨およびつや出しに共通する安全上の注意:
  • この電動工具は、グラインダーおよびポリッシャーとして使用することができます。本体に関するすべての安全上の注意、注意事項、図、データに注意してください。 以下の注意事項を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の発生する危険があります。
  • この電動工具は、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用しての作業、穴の切断または切断研磨に使用してはなりません。 電動工具を所定の用途以外に使用すると危険な状況をまねき、負傷の原因となることがあります。
  • この電動工具は、工具メーカーの設計・仕様とは異なる作動をするように改造しないでください。 そのような改造は、電動工具を制御できなくなり重傷事故が発生する原因となることがあります。
  • 本電動工具用としてメーカーにより専用に開発され、使用を許可されたものではないアクセサリーは使用しないでください。 お使いの電動工具にアクセサリーを固定できるというだけでは安全な使用は保証されません。
  • 先端工具の許容回転数は、電動工具に記載された最高回転数よりも高くなければなりません。 許容回転数よりも速く回転するアクセサリーは、破損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
  • 先端工具の外径と厚さは、お使いの電動工具の仕様に対応するものでなければなりません。 間違ったサイズの先端工具は十分に保護または制御できません。
  • ネジ式インサート付きの先端工具は、研磨スピンドルのネジに厳密に適合したものでなければなりません。フランジにより取り付ける先端工具の場合は、先端工具の穴の直径がフランジの取付け部直径に適合している必要があります。 電動工具に確実に固定されていない先端工具は、回転が不安定になり、非常に激しい振動を起こして制御不能に陥る恐れがあります。
  • 損傷した先端工具は使用しないでください。先端工具を使用する前に毎回、研磨ディスクに欠損や亀裂がないか、バッキングパッドに亀裂、摩耗、激しい損耗がないか、ワイアブラシに緩みや折れたワイアがないかをチェックしてください。電動工具または先端工具を落とした場合は、損傷がないかを点検し、損傷のない先端工具を使用してください。先端工具の点検および取り付け後は、作業者やその他の人員が先端工具の回転エリアに入らないようにして、本体を最高回転数で 1 分間作動させてください。 先端工具に損傷がある場合は、たいていこのテスト時間内に先端工具が折れます。
  • 個人保護用具を着用してください。使用状況に応じて、フルフェースガード、アイシールドあるいは保護メガネを着用してください。有効な場合は、防じんマスク、耳栓、保護手袋、作業材料の細かな剥離片や破片から身体を保護する特殊エプロンを着用してください。 さまざまな使用状況において異物の飛散が生じます。飛散する異物から目を保護してください。防じんマスクは、作業時に発生する粉じんを捕集するものでなくてはなりません。長時間大きな騒音にさらされていると、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
  • 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけてください。関係者は全員、作業場で個人保護用具を着用しなければなりません。 作業材料や折れた先端工具の破片が飛散して、作業場外の人も負傷する危険があります。
  • 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接触する可能性がある場合は、必ず絶縁されたグリップ面で電動工具を保持するようにしてください。 通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
  • 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置いてください。 電動工具を置いたときに先端工具が回転していると、電動工具が制御不能に陥る恐れがあります。
  • 電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作動させないでください。 回転する先端工具に衣服が接触すると、衣服が巻き込まれて先端工具が身体に食い込む危険があります。
  • 電動工具の通気溝は定期的に清掃してください。 モーターブロワーが埃をハウジング内に引き込んで金属粉じんが大量に堆積すると、電気的な危険が発生する恐れがあります。
  • 可燃物の近くで電動工具を使用しないでください。 可燃物に火花が飛んで燃える可能性があります。
  • 冷却液が必要な先端工具は使用しないでください。 水やその他の冷却液を使用すると、感電が発生する可能性があります。
反動とそれに対する安全上の注意反動は、研磨ディスク、バッキングパッド、ワイアブラシなどの回転している先端工具が噛んだりブロックされたりしたことに起因する突発的な反応です。先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転している先端工具が突然停止します。これにより電動工具は、ブロックが生じた位置において制御されることなく先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ研磨ディスクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、ブロックされた箇所でのディスクの回転方向により、研磨ディスクが作業者の方向やその逆方向に動きます。この場合研磨ディスクが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な予防措置を取ることで防止することができます。
  • 電動工具は両手でしっかりと支え、反力を受け止めることができるように身体と腕を構えます。高速作動時の反力や反発モーメントを最大限制御できるように、常に補助グリップ(装備されている場合)を使用してください。 作業者は適切な安全処置を施すことにより反動を防止することができます。
  • 手を回転する先端工具から遠ざけてください。 反動で先端工具が手に向かって動く可能性があります。
  • 反動が生じた際に電動工具が動く領域から身体を遠ざけてください。 電動工具は、ブロックされた箇所において反動により研磨ディスクの動きと反対方向に動きます。
  • 特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業してください。先端工具が作業材料から跳ね返ったり、噛んだりしないようにしてください。 回転中の先端工具は、角部や鋭い縁部で、あるいはバウンドしたときに噛みやすくなります。その場合、制御不能に陥ったり反動が生じたりします。
  • チェーンソーブレードや歯の付いたソーブレード、スロットが 10 mm 以上のセグメント付きダイヤモンドディスクは使用しないでください。 この種の先端工具を使用すると、頻繁に反動が生じたり電動工具が制御不能になったりします。
研磨および切断研磨に特定の安全上の注意:
  • お使いの電動工具に許可されたグラインダー本体と、そのグラインダー本体専用の保護カバーのみを使用してください。 お使いの電動工具用ではないグラインダー本体は、絶縁が十分でないことがあり安全ではありません。
  • フック状の研磨ディスクは、研磨面が保護カバー端部の高さより突出しないように取り付ける必要があります。 誤まって保護カバー端部の高さより突出して取り付けられた研磨ディスクは十分に保護できません。
  • 保護カバーは確実に電動工具に取り付けられていて、最大限の安全性を確保するために、グラインダー本体の最も小さい部品を作業者が確認できるように調整されていなければなりません。 保護カバーは、作業者を破片、誤ってグラインダー本体と接触すること、あるいは衣服に着火する可能性のある火花から保護します。
  • グラインダー本体は必ず許可された用途にのみ使用してください。例:カッティングディスクのサイド面で研磨しないでください。 カッティングディスクは、ディスクの縁部で材料を切断するように規定されています。このグラインダー本体へ横方向の力を加えると、折損する可能性があります。
  • テンションフランジは、必ずサイズと形状が選択した研磨ディスクに合った損傷していないものを使用してください。 適切なフランジは研磨ディスクをしっかり支え、ディスク破損の危険を抑えます。カッティングディスク用のフランジは他の研磨ディスク用のフランジと異なることがあります。
  • 大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しないでください。 大型電動工具の研磨ディスクは小型電動工具の高回転数には適合せず、破損の恐れがあります。
  • 2 通りに使用できるグラインダー本体を使用している場合は、必ずそれぞれの使用目的に合った所定の保護カバーを使用してください。 正しくない保護カバーを使用すると保護機能が十分ではなく、重傷事故の原因となることがあります。
つや出しに特定の安全上の注意:
  • ポリッシャーカバーの部品、特に固定ストリングは緩んでいてはなりません。固定ストリングは確実にしまうか、あるいは短くしてください。 緩んで供回りする固定ストリングが指を挟んだり、あるいは作業材料に絡まることがあります。

その他の安全上の注意

  • 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
  • 本製品あるいはアクセサリーには、決して加工や改造を加えないでください。
  • 通気溝は常にふさがないようにしてください。通気溝が覆われることによる火傷の危険!
  • 本製品の使用時には、アイシールド、保護ヘルメットおよび耳栓を着用してください。
  • 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
  • 本製品の使用中は、作業者および作業領域内にいるすべての人は、個人保護用具を着用してください。アプリケーションに応じて、フェースガード、アイシールド、または飛散する作業材料の破片からの保護が可能な安全メガネを着用してください。必要に応じて、防塵マスク、耳栓、保護手袋、飛散する作業材料の破片からの保護が可能な作業用エプロンを着用してください。
  • 先端工具の交換時には保護手袋を着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因となることがあります。
  • アイシールドを着用してください。破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。
  • 研磨作業を開始する前に、ネイルやネジなどの既存の部品を慎重に取り外してください。
  • 先端工具とフランジをしっかりと締め付けてください。先端工具またはフランジがしっかりと締め付けられていないと、スイッチオフの後、制動の際に先端工具が本体モーターによりスピンドルから外れる危険があります。
  • 本製品はエポキシ樹脂の除去には適していません。
  • 作業場の換気に十分配慮してください。作業場の換気が十分でないと、粉じんによる汚染で健康を損なう恐れがあります。
  • 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、 鉛、あるいは鉛ベースの塗料、 レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、 樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、 アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
  • 十分に換気された領域での作業
  • 粉じんとの長時間の接触の回避
  • 粉じんを顔や体から遠ざける
  • 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する。
  • 本製品はダストカバーのシーリングリップが摩滅した状態で使用しないでください、また本製品は決して吸じん装置なしで使用しないでください。シーリングリップが摩耗した場合には交換してください。
  • 頻繁に休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、強い振動により指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
  • ベルトフックを本製品に取り付けないでください。
  • 本製品は、作業位置に運んでからスイッチを入れるようにしてください。
  • 本製品は停止するまで置かないでください。
  • 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、バッテリーおよび取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
  • 回転部分には手を触れないでください。
  • 本製品は決して保護カバーを取り付けずに使用しないでください。
  • 研磨ディスクの保管および取り扱いはメーカーの指示に従い、細心の注意を払って行ってください。
  • 作業材料を固定します。作業材料を締め付ける時は、クランプあるいは万力を使用してください。この方が手で押さえるよりも確実であり、また本製品の操作に両手を自由に使うことができます。
保護カバーの使用に関する追加の注意事項以下のリスクを回避するため、常に適切な保護カバーを使用してください。
  • 正面研磨に標準保護カバーを使用すると、保護カバーが作業材料に接触し、それにより本製品を制御できなくなることがあります。
  • コンクリートあるいは石材の研磨にフロントカバーとともにあるいはフロントカバーなしで標準保護カバーを使用すると、粉じんの発生が激しくなり、本製品を制御できなくなり、反動が発生するリスクが高くなります。

バッテリーの慎重な取扱いおよび使用

  • Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
  • バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
  • 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
  • バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
  • バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
  • ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
  • リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
  • バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
  • バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
  • バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
  • バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
  • 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
  • バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
  • バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
    Li-Ion バッテリーの搬送、保管および使用に適用される特別の規則を遵守してください。
    本取扱説明書巻末の QR コードをスキャンして、Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項をお読みください。

製品の説明

製品概要

Image alternative
  1. グリップ面
  2. スピンドルロックボタン
  3. ON/OFF スイッチ
  4. グリップ
  5. 回転数ステップ用ボタン
  6. セグメント開口部調整レバー
  7. 保護カバー
  8. バッテリーリリースボタン
  9. バッテリーステータス表示
  10. バッテリー
  11. 仕上げパッド用チャック(DLX のみ)
  12. 精密研磨用仕上げパッド(DLX のみ)
  13. 取り付け用開口部
  14. シーリングリップ
  15. スピンドル
  16. テンションフランジ
  17. ダイヤモンドカップホイール
  18. クイッククランピングナット
  19. 保護カバーの高さ調整
  20. 吸じん装置接続ピース

正しい使用

本書で説明されている製品は、鉱物母材を乾式研磨、精密研磨およびポリッシングするためのバッテリー式ダイヤモンドグラインダーです。ダイヤモンドグラインダーは、必ず吸じん装置と組み合わせて使用してください。

Image alternative
  • 本製品には、必ず Hilti Nuron の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。最適な出力を得るため、Hilti は本製品に対して本取扱説明書の巻末の表に記載されているバッテリーをお勧めします。

  • これらのバッテリーには、必ず本取扱説明書の巻末の表に記載されているシリーズの Hilti の充電器を使用してください。

本体標準セット構成品

グラインダー、ダイヤモンドカップホイール、仕上げパッド用チャック(DLX のみ)、ダイヤモンド仕上げパッド(DLX のみ)、取扱説明書
その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。

落下検知機能

本製品は落下検知機能を備えています。
作動中に落下を検知すると、製品は直ちに自動的にオフになります。
落下検知機能が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。

モーター保護機能

モーター保護機能は消費電流とモーターの過熱をモニターして、本製品を加熱から保護します。
接触圧が高すぎてモーターが過負荷になると、製品の出力が著しく低下するか、製品が動作を停止することがあります。
過負荷により停止または回転数の低下が発生した場合は、製品を負荷から解放して約 30 秒間無負荷回転数で作動させてください。

Li-Ion バッテリーのインジケーター

Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。

充電状態およびエラーメッセージの表示

次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。
警告
負傷の危険 バッテリーの落下!
  • バッテリーを装着した状態でリリースボタンを押した後には、バッテリーを確実に正しく使用する製品に再ロックするようにしてください。
充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態
意味
4 個の LED(4)が常時緑色で点灯
充電状態:100 %...71 %
3 個の LED(3)が常時緑色で点灯
充電状態:70 %...51 %
2 個の LED(2)が常時緑色で点灯
充電状態:50 %...26 %
1 個の LED(1)が常時緑色で点灯
充電状態:25 %...10 %
1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅
充電状態:< 10 %
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。
バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。
製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。
メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が黄色で点灯
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。

バッテリーの状態に関する表示

バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。
状態
意味
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。
バッテリーは引き続き使用することができます。
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。
バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。
接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。
接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。

製品仕様


DGH 130-22
EPTA Procedure 01 に準拠した重量(バッテリーなし) B22
2.0 kg
定格回転数
8,000/min
回転数(制御)
3,000/min … 8,000/min
ディスク直径
  • 125 mm
  • 130 mm
ディスク厚
4 mm
ネジ山径
M6
作動時の周囲温度
−17 ℃ … 60 ℃
保管温度
−20 ℃ … 70 ℃

バッテリー

バッテリー作動電圧
21.6 V
バッテリー重量
本取扱説明書の巻末を参照してください
作動時の周囲温度
−17 ℃ … 60 ℃
保管温度
−20 ℃ … 40 ℃
充電開始時のバッテリー温度
−10 ℃ … 45 ℃

騒音および振動値について(EN 62841 準拠)

本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。
記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音について
サウンドパワーレベル (LWA)
93 dB(A)
サウンドパワーレベルの不確実性 (KWA)
3 dB(A)
排出サウンドプレッシャーレベル (LpA)
85 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA)
3 dB(A)
合計振動値
コンクリート研磨時排出振動値 (ahCG)
B 22‑55
10 m/s²
B 22‑255
16.2 m/s²
コンクリート研磨時排出振動値の不確実性 (K)
B 22‑55
2.2 m/s²
B 22‑255
1.5 m/s²
表面研磨時排出振動値 (ahAG)
B 22‑55
8.8 m/s²
B 22‑255
11 m/s²
表面研磨時排出振動値の不確実性 (K)
B 22‑55
1.5 m/s²
B 22‑255
1.5 m/s²

作業準備

警告
負傷の危険 意図しない始動!
  • バッテリーを装着する前に、バッテリーを装着する製品のスイッチがオフになっていることを確認してください。
  • 本体の設定、またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。

バッテリーを充電する

  1. 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
  2. バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
  3. バッテリーは許可された充電器で充電してください。

バッテリーを装着する

警告
負傷の危険 短絡あるいはバッテリーの落下!
  • バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してください。
  • バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
  1. はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
  2. ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
  3. バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。

バッテリーを取り外す

  1. バッテリーのリリースボタンを押します。
  2. 製品からバッテリーを抜き取ります。

先端工具を取り付ける

注意
損傷したクイッククランプスクリューによる損傷および負傷の危険Keyless クイッククランプスクリューKeyless は、強く締め付けすぎると破損することがあります。
  • クイッククランプスクリューKeyless を締め付ける際は、決して工具を使用しないでください。必ず手で締め付けてください。
必ず、回転数に対応した許可されている先端工具を使用してください、少なくとも本製品に表示されている定格回転数に対応した先端工具を使用してください。
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  1. テンションフランジとクイッククランピングナットを清掃してください。
  2. テンションフランジをスピンドルに取り付けます。
  3. テンションフランジが正しく取り付けられているか点検してください。
  4. 先端工具をテンションフランジに取り付けます。
  5. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  6. 先端工具にクイッククランピングナットを取り付けます。
  7. クイッククランピングナットを締め付けます。
  8. スピンドルロックボタンから指を放します。
  9. グラインダーをオンにします。
注意
負傷の危険! 損傷した研磨ディスクは外れることがあります。
  • 研磨ディスクは、衝撃を与えたり、グリスなどを付着させたりしないでください。
  • 振動する研磨ディスクは使用しないでください。
  1. 先端工具が正しく取り付けられていることを確認するために、負荷をかけないでグラインダーを 1 分間以上作動させてください。

先端工具を取り外す

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  1. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  2. クイッククランピングナットを緩めます。
  3. スピンドルロックボタンから指を放します。
  4. 先端工具を取り外します。

保護カバーを調整する

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  1. グラインダーを研磨ディスクの上に置きます。
  2. 高さ調整で高さを調整します。
    • 最適な高さ: シーリングリップと作業面との間隔が約 1 mm。
  3. コーナー部に沿って作業する場合は、保護カバーのセグメント開口部を希望の位置に回してください。
  4. コーナー部に沿って作業した後には、セグメント開口部を再び閉じてください。

転倒防止装置

警告
負傷の危険 る先端工具および/あるいはアクセサリーの落下!
  • 必ずご使用の製品用に推奨されている Hilti の工具保持ロープを使用してください。
  • 使用の前に毎回、工具保持ロープの固定ポイントに損傷がないか点検してください。
ご使用の国において適用される高所での作業に関する規則に注意してください。
本製品の落下防止には、必ず Hilti の落下暴発防止装置 #2293133 および Hilti の工具保持ロープ #2261970 を組み合わせて使用してください。
  • 落下暴発防止装置をアクセサリー用の取り付け開口部に固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
  • 工具保持ロープのスナップフックを落下暴発防止装置に固定し、第 2 のスナップフックを支持構造物に固定します。両方のスナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
    Hilti 落下暴発防止装置および Hilti 工具保持ロープの取扱説明書の記載に注意してください。

ご使用方法

本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。

スイッチオン

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  1. ON/OFF スイッチの後部を押します。
  2. ON/OFF スイッチを前方にスライドさせます。
  3. ON/OFF スイッチをロックします。
    • モーターが継続的に作動します。

研磨/ポリッシング

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  1. 吸じん装置を接続ピースに接続します。
  2. グラインダーを作業面から持ち上げます。
  3. 回転数ステップ用ボタンで希望の回転数ステップに設定します。
    • ステップ 1 および 2 は、仕上げパッドを使用しての精密研磨/ポリッシング用。
    • ステップ 3...6 は、ダイヤモンドカップホイールを使用しての研磨/除去用。
  4. グラインダーをオンにします。
    • グラインダーは連続モードで作動します。
注意
制御を失うことによる負傷の危険! グラインダーは両手でガイドしないと制御できなくなり、負傷する危険があります。
  • グラインダーを前後に動かしているときには、 常に両手でグリップとグリップ面を保持してください。
  1. 先端工具を取り付けたグラインダーを完全に作業面にセットして、前後に動かします。
  2. 適度な力で作業し、グラインダーを母材へと押し込まないようにしてください。

スイッチオフ

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  • ON/OFF スイッチの後部を押します。
    • ON/OFF スイッチはオフ位置になりモーターが停止します。

手入れと保守

警告
バッテリーを装着した状態における負傷の危険
  • 手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
製品の手入れ
  • 付着した汚れを慎重に除去してください。
  • 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
  • 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
  • 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
  • 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
  • バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
    水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
  • バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
    バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。
  • 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
  • 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
  • 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
  • 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに Hilti が承認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group

シーリングリップを交換する

  1. 先端工具を取り外します。
  2. シーリングリップを保護カバーから引き抜きます、必要に応じてペンチを使用してください。
  3. 新しいシーリングリップを、ロックするまで保護カバーの溝に押し込みます。
  4. 先端工具を取り付けます。

バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管

搬送
    注意
    搬送時の予期しない始動
  • お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で搬送してください!
  • バッテリーを取り外してください。
  • バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
  • バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
  • 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
保管上の注意事項
    警告
    故障したあるいは液漏れしたバッテリーによる予期しない損傷
  • お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で保管してください!
  • 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
  • バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
  • バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
  • 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
  • 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。

故障時のヒント

いかなるい不具合の発生時にも、バッテリーのステータス表示を確認してください。Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障
考えられる原因
解決策
バッテリーの放電が通常よりも早い。
周囲温度が低すぎる。
  • バッテリーをゆっくり室温まで暖めてください。
バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。
バッテリーのロックノッチが汚れている。
  • ロックノッチを清掃してバッテリーを改めてロックしてください。
製品あるいはバッテリーが非常に熱くなる。
電気的故障
  • 製品の電源を直ちに切ってバッテリーを取り外して観察してください、バッテリーを冷まして Hilti サービスセンターに連絡してください。
製品がフルパワーにならない。
容量の十分でないバッテリーが装着されている。
  • 十分な容量のバッテリーを使用してください。
モーターの制動機能なし。
バッテリーが放電している。
  • バッテリーを交換し、空のバッテリーを充電してください。
製品の短時間の過負荷。
  • 製品をオフにして、再びオンにします。
製品が激しく振動する。
先端工具が本製品に適合していない。
  • 必ず製品仕様で規定されている先端工具を使用してください。
先端工具が損傷しているか、ゆがんでいるか、あるいはアンバランスがある。
  • 必ず不具合のない先端工具を使用してください。
製品の故障
  • 故障の原因が先端工具ではないことが確実な場合は、Hilti サービスセンターに連絡してください。
バッテリーの LED に何も表示されない
バッテリーの故障。
  • Hilti サービスセンターにご連絡ください。

廃棄

警告
誤った廃棄による負傷の危険! 漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。
  • 損傷したバッテリーを送付しないでください!
  • 短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
  • バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
  • バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
Image alternative Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
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  • 電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!

メーカー保証

  • 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。

その他の情報

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ご使用方法、技術、環境保護およびリサイクルに関するその他の情報については、qr.hilti.com/manual/?id=2359096&id=2359098 のリンクをご確認ください。
このリンクは、本書の巻末にも QR コードとして記載されています。

適合宣言

適合宣言製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
製品データ
タイプ
DGH 130-22
製品世代
01
製造番号
1‒99999999999
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