
生産性向上、完了確認の利便性を追求したアンカー

はじめに
当社は,欧州や米国の基準に適合する高品質高性能のあと施工アンカーを開発し,世界展開しており、その性能は世界有数の建築物や施設に採用され,証明されている。
日本の建築工事において、埋込みインサートの代用としてあと施工アンカーを施工しているが、昨今あと施工アンカー工事おいて「生産性向上」「施工完了の目視確認」「改修工事」「合成スラブの谷部への施工」それらのニーズに貢献できるあと施工アンカーが求められている。
本記事では,これらのニーズに応えるため、当社が日本向けに開発したしている金属系ねじ込み式スクリューアンカーのうち天井吊り用HUS3-I FLEX SCアンカーに関する工法を紹介する。
製品仕様

原理
下穴を6mmのドリルビットで穿孔後、インパクトレンチ、インパクトドライバーで締付けることにより、スクリュー部分がコンクリート孔壁を削ることで固着
特徴1:生産性向上(施工時間の短縮)
① 下穴を6mmのドリルビットで穿孔し孔内を清掃
② インパクトレンチ/インパクトドライバーで締付け
③ 全ねじボルト取り付け
上記の工程を30秒程度で完了することができ、従来の内部コーン打ち込み式アンカー/ウェッジ式アンカーなどに比べて約1/3の時間で施工することが可能で、生産性向上に寄与が見込める。
特徴2:施工完了の目視確認
施工完了/全ねじ取付完了を目視で確認することが可能である。
① プラスチックパーツが外れ、施工完了を目視で確認
② プラスチックパーツが外れ、全ねじの取付完了を目視で確認
特徴3:改修工事(母材への負荷低減)への適用
穿孔径/へりあき/アンカーピッチが小さく、躯体へのストレスが低いのが特徴である。
また、既存の金属系あと施工アンカーのようにハンマーで打撃する必要がなく施工時間も短いので、改修工事の居ながら工事等に有効である
特徴4:合成スラブの谷部への施工
第三者機関にて合成デッキの谷部への性能確認試験を実施済みであり、実際に国内で採用頂く事例が増えてきている。
まとめ
今回紹介したHUS3-I FLEX SCアンカーを含めて、当社はあと施工アンカーについて以下の五つのサポート体制を提供している。①設計監理・施工品質管理にかかわる方のための技術セミナー,②現場での施工品質向上のための施工技術講習会,③専任エンジニアによる技術サポート,④最新の学術的動向などについての広報活動,⑤特殊な仕様や条件についての技術コンサルタントである。今後とも継続して、製品提供だけではなく、技術サポートを通じて建設業界に貢献していきたい。