
火災リスクと高層建築物カーテンウォールのファイヤーストップ

高層建築物の防火区画の重要性
高層建築物において、火災時の安全確保に妥協の余地はありません。実際に、“高さが避難の際に深刻な影響を及ぼす建築物” (1) に該当する建物の防火に関する国際会議の定義において、主要な位置付けとなっています。建物高さ、高い在館者密度、エレベーターの定員、吹き抜け階段の組合せは、火災が発生すると、建物内に在室する全員がすぐに避難することに影響を与えます。火は縦方向へ広がるため、炎は、地表から離れた場所にいる大部分の人に到達する可能性があり、救助するために、従来の消火方法では十分ではないかもしれません。消防のはしごやホースが高層部の火元まで届かないかもしれません。このため、炎、煙、有毒ガスからの有効な防御と抑制が極めて重要で、高層建築物はより長い耐火時間に対応する必要があります。特に、適切な防火区画の計画は、避難ルート確保、人命保護、損傷を局所的に抑え、法を順守するために欠かせません。
層間部からの炎や煙の拡散を抑制するカーテンウォール設計
床スラブとカーテンウォールの間の小さい隙間は、見た目よりも実際はそれなりの大きさがあります。
7.62 cm (3”) の隙間を持つ 30 x 30 m (100 x 100 ft.) の建物を例に考えてみます。それは一見小さいように見えるかもしれませんが、ガス・煙・炎がフロアからフロアへと昇って行く開口の合計は 9.3 ㎡ (100 ft2) になります。建物のフロアが増えるほど、この開口が深刻な影響を与えるようになり、それは建物全体に及ぶ火災となるかもしれません。耐火床と耐火仕様ではないカーテンウォールの間の隙間に因って多くの火災が発生し、設計者や技術者は、『層間ふさぎ』が高層建築物の安全性にどれほど重要であるか認識し始めています。
各階フロアにおける外壁カーテンウォールと床の交差における隙間は、認定された構造方法で塞ぐことが要求されており、この『層間ふさぎ』は、耐火床よりも長い時間、建物内の火災延焼を防ぐ必要があります。
より効果的で、より信頼性の高い、層間ふさぎのためのソリューション
火災延焼を防ぐだけではなく、カーテンウォールの接合部は、さまざまな要求事項を満たす必要があります。特に、高層建築物が低層構造物に比べて動的な変位が大きく、これらは、可動性・耐震性を含んでいます。他に考慮すべき項目として、遮音性能、気密・水密性、断熱性、グリーンビルディングを含みます。これら業界のニーズにより、ヒルティは、人命保護だけではなく、他の設計・仕様・施工の困難を解決するのと同じように革新的なファイヤーストップソリューションを開発しています。成形ファイヤーストップ層、汎用性のあるスプレータイプのシーラントは、この新たな取組みの最先端になります。
ヒルティ ソリューション:ヒルティ ファイヤーストップ 水溶性シーラント
ヒルティの 水溶性 CFS-SP WB シーラント は、カーテンウォール、または、建築物の使用期間中に予期しない漏水などへの曝露される層間ふさぎのための汎用スプレーになります。主要な試験基準を満たし、高い追随性能を持ち、容易に塗布することができます。
安全を守るため、ヒルティまでお気軽にお問合せください!
参照:
(1) Saatcioglu, Murat. ‘High-Rise Buildings in Natural Disaster’, Encyclopedia of Natural Hazards. Link: https://doi.org/10.1007/978-1-4020-4399-4_168