地震地域におけるベースプレート固定方法

地震発生地域に最適なアンカーシステム

ヒルティHST3アンカー
構造部材、非構造部材における地震被害

近年、日本においてはもとより、世界各地で大きな地震が発生しています。

地震は尊い命を奪うだけでなく、建築物、ひいては経済に重大な損害を与えます。

このような損害は、耐震設計・工事を行うことで軽減することが可能です。

調査結果で分かるように、商業ビルにおける地震被害が最もひどいのは、非構造部材であるため、構造部材だけでなく、非構造部材も耐震設計を行うことが被害を最小限にとどめるためには重要です。

地震発生時のアンカーの挙動

静止状態と比較すると、地震発生時のアンカーの挙動は大きく異なります。 

耐震認証に準拠したヒルティアンカー

欧州においては、2013年EOTA(欧州技術認定機構)がテクニカルレポート045(以下TR045)において、耐震認証クラスC1/C2を定めました。

TR045においては、地震発生地域における、大多数のアプリケーションで、C2認証を取得したアンカーのみ使用が許可されています。

ヒルティでは、さまざまなアンカーが耐震性能クラスC2認証を取得いたしました。 

耐震用アンカー選定チャート

地震地域におけるアンカーの設計方法

ヒルティ技術サービス

アンカーの選定や強度計算に関する疑問点がありましたら、ご遠慮なくヒルティにご連絡ください。ヒルティのエンジニアがご相談に乗ります。

あるいは、POROFISアンカー設計ソフトウェアをお使いいただけます。欧米の基準に準拠したヒルティ製品を仕様決定に必要な計算書と2Dや3DのCAD図面を取り揃えております。

PROFISアンカーソフトウェアは、EOTA TR045に準拠して耐震設計を行っております。地震発生地域におけるベースプレートの留付けとして、3つの方法で設計が可能です。

  • 信頼性設計
  • 弾性設計
  •  アンカーのダクタイル性能に基づいた設計 

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