PS 1000の高性能な探査の秘密と探査例
誰でもわかり易い、かつ高品質な探査作業
高性能探査の秘密
1. マルチアンテナの実装
優れた垂直解像度と複数層の探査
X-スキャン PS 1000には3つの送信(T)・受信(R)アンテナが搭載されており、反射波の計測、電磁波の伝播は全てのアンテナで且つ相互に行われます。
さらに、モノスタティックとバイスタティックの2種類のアンテナ原理の融合により、優れた垂直解像度で従来困難であった複数層の探査が可能になっています。
平面画像と断面画像を瞬時に表示
3つのアンテナ配置により、1スキャンあたり15センチ幅での測定が可能となり、作業効率とデータ品質が大幅に向上しています。また平面と断面の瞬時の表示により、解析が容易に行えます。
クイックスキャンモード
イメージスキャンモード
3. EMセンサーによる活電線の表示
EMセンサーにより、レーダーで探査した対象が通電250mAの場合、深さ80mmまでの活動線(50/60Hz)である事が確認できます。
4. 専用ソフトウェアで解析が容易に
専用のソフトウェアの利用で、2D・3Dでのデータ管理・解析・レポートが容易に作成できます。
さらに、画像をJPEGやPINGなどのフォーマットに変換することも可能です。
(別売りの専用ソフトをお使いいただくと、電磁波誘導法 PS250とデータを共有でき、より精度の高い解析が可能となります。)
施工例③ 県道 単純PCポステンT桁橋
主な用途:シース管のグラウトの埋設状況探査
- 長いスパンのPC橋桁においても、効率的な探査が可能。
探査例 ④ マンションのペントハウス内側 壁面
主な用途:鉄筋探査
アンカー施工(穿孔)時の鉄筋干渉回避の為。
- 平面(2D)だけでは、奥方向への配筋はわかりにくいが、3Dで判断可能。この探査では3Dイメージで配筋が斜めになっていることが判明しました。
探査例 ⑤ 単柱ピアの鉄筋探査
主な用途:円形の配筋探査
平面探査の利点が最大に生かせます。
- 円形ピアにおいては、熟練技術者でも従来の探査機による波系のデータから円形の配筋状況を分析するには時間が必要。一方、PS1000ではイメージスキャンモードによる探査で、配筋状況確認は迅速、一目瞭然。
高品質かつ効果的な探査